第314回例会
劇団前進座
さんしょう大夫-説経節より-
作者:ふじたあさや
演出:香川良成
キャスト
平澤愛/山本春美 ほか
あらすじ
平将門の孫、奥州五十四郡の主、岩城判官正氏は帝(みかど)の勘気をこうむり流人の身。妻の玉木は、あんじゅとづし王を伴い、帝の許しを請うため、京の都に向かったが、道中、人買いの山岡太夫にだまされ、母は佐渡へ、姉弟は丹後の国のさんしょう大夫のもとへ売られてしまいます。奴婢(ぬひ)となった姉弟は、名も「しのぶ」「わすれぐさ」と改められ、辛い悲しい日々を送るのでした。太夫とその息子の三郎のむごい仕打ちに耐えかねたあんじゅは、多くの人の助けを借りてづし王を京へ逃がすのでした。この姉弟の運命はどうなるのでしょうか…。1975年に芸術祭優秀賞を受賞。これまでに1000回を超える上演回数を重ね、劇団前進座の財産演目のひとつです。今回は、あんじゅとづし王を女優二人が演じます。待望の再演!
