309回例会

劇団文化座

作者:三浦綾子 脚本:杉浦久幸
演出:鵜山仁

キャスト

佐々木愛/藤原章寛/萩原佳央里/小佐井修平/市川千紘 ほか

あらすじ

『蟹工船』などで知られているプロレタリア作家であり、特高警察の拷問により1933年に虐殺された小林多喜二。その母セキの生涯を描いた三浦綾子の小説を見事に舞台化しました。原作小説の文体は温もりのある秋田弁と相俟って、貧困のなかでありながら、セキの一途な息子への「無償の愛」が心にしみ入ります。舞台では、自ら深く傷つきながらも家族を、そして他人を思いやり、思想や信条をこえて、息子に寄り添う母セキ(佐々木愛)の姿が描かれます。小林多喜二は、貧しく虐げられた人たちのことを思い小説を書き続けた。セキは、息子の夢と愛の軌跡を語り始めるのでした。セキ役を演じる佐々木愛の笑顔と笑いが、きっと観る者に元気と生きる勇気を与えることでしょう!

第308回例会猫、獅子になる